【クラウドワーク】クラウドソーシングでクライアントとトラブルになったことがありますか?

クラウドワーカー歴6年、プロクラウドワーカーが、過去にあったトラブルについて語ります。

最初に断っておきますが、ほとんどのお客様は常識のあるきちんとした方です。
でもクラウドソーシングはワーカーもクライアントも玉石混交。
2021年現在のクラウドワークスの登録者数は410万人以上ですから、様々な人が利用しています。
また、機能を十分に理解していないと、金額変更や契約終了などに上手く対応できずトラブルとなってしまうことがあります。

発注企業が倒産や事業撤退した場合

このケースがまさにそうでした。
発注者、私のクライアントはWeb制作会社の従業員で、その先にクライアントがいて、私には下請けとして仕事を出していました。
確か広告用のランディングページのデザイン作成だったと思います。
ワイヤーフレームを作成しファーストビューを作ったところまで業務が進んでいました。
担当者は初めての発注で、私も業務を始めて日が浅く、条件変更機能はまだ使ったことがありませんでした。
いきなり終了になるとのことだったので、慌ててデータを納品し、満額の契約料金を受け取ってしまいました。

その後に最終的なクライアントから連絡が来て、業務を直接取引で行って欲しいとポートフォーリオサイトに連絡がありました。
業務を最後まで行いたい気持ちはあったのですが、私はクラウドソーシング上での取引を望んでいました。
クラウドワークス上で安価(例えば1000円など)で発注してもらい、残りの業務を進めたいと申し出たのですが、相手はクラウドソーシングを利用することを最後まで拒んだため残りの業務を完了できませんでした。

この時の反省点としては、最初のクライアントとは業務を行った分だけの金額に変更してから終了するべきでした。
条件変更の機能を使えば、契約途中でも金額変更することが可能なのです。

サービスを使うには、途中終了や金額変更などイレギュラーな操作もきちんと理解することが大事だなと思いました。

振り出しに戻すクライアント

どんなものが作りたいのかというのが、なぜか途中でガラッと変わってしまうクライアントがいます。
最初は、ポイントカラーは青い色でと言っていたのに、やっぱり赤で作ってと言われました。
テイストもシックなものからメリハリをつけた感じに。その変更で、最初から作り直しになってしまいました。
確か3万円くらいの仕事だったと思います。
一度までは我慢しましたが二度変更されました。

普通ものづくりをする場合は、大まかに方向性を決めた後、部分的に直して自分の理想に近い状態に近づけていきます。
しかし、全体を覆してしまう人というのは、作りたいもの自体のイメージが曖昧で、また、変更は簡単に出来ると思っているようです。
そして、経験上、全てを覆す人というのは何度でも同じことをします。
危ないクライアントが出す案件を地雷案件と呼びますが、地雷の匂いがしたので、撤収をすることにしました。

もうすでに時給1,000円で換算しても2万円分くらいは働いていたのですが、1万円で契約終了して欲しいと申し出ました。
すると、相手の気に入るものを作っていないのだから0円で契約終了だとメッセージで伝えられました。
一般常識のあるお客様は、まず、制作のコンセプトを大きく変更することはありません。したがって契約終了を申し出ることはありませんし、たとえ何らかの理由で途中終了になったとしても、きちんと相応の対価を払ってくださいます。

もちろん、自分の作った提案に至らない点があったのかもしれません。
そこは謙虚に受け止めて、改善できるよう努力したいと思っています。
しかし、タクシーに乗って目的地の途中で降りる場合、目的地についていないと言って無料で乗ることが出来るでしょうか?
人に仕事として何かを依頼する時点で、お金を払わないということはできないはずです。

クラウドソーシングではブロック機能がついており、
過去にトラブルがあったクライアントの仕事は表示させないようにすることができます。
つまりワーカーも少しは顧客を選ぶことができます。

私はモンスタークライアントや地雷案件からはできるだけ逃げるようにしています。
逃げるが勝ち、ということもあるのです。
それでも数年に一度は遭遇します。

トラブルは確かに嫌なことですが、それを上手に乗り切れれば自分のスキルアップにつながります。
どんな場合でも、お客様と自分にとって、その時点での最善の対応を目指しています。

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